とうとうやってきました有馬記念。と言うことで出走馬の取捨選択をしていきましょう。

まずゼンノロブロイ。史上二頭目の秋GⅠ三連覇を目指す。過去大手を三連覇に大手をかけた馬はテイエムオペラオースペシャルウィークテイエムオペラオーは三連覇を達成したが、スペシャルウィークは達成できなかった。そして今年を見てみるとスペシャルウィークの時と現状が似ている。宝塚で3馬身差でグラスワンダーに負けたスペシャルウィークグラスワンダー天皇賞、JCともに出走せず。→有馬でハナ差負け。これをタップダンスシチーゼンノロブロイに置き換えてみても、よく似ている。あとはタップがハナ差勝ちすれば完璧。あと忘れてはいけないのは、ゼンノロブロイの右回り苦手疑惑。右回りで勝った重賞は神戸新聞杯のみ。GⅠでの右回りは勝率0%。連対率25%。と相性がよくない。これを踏まえてもロブロイの一番人気は揺るがない。

次はタップダンスシチー。急遽決まった凱旋門への挑戦で十分な調教が出来ず17着。帰ってきてからも体調が戻らず、放牧。急ピッチで仕上げを行っているものの陣営の方からも良いと言う声は聞こえなかったが一週間前追いきりではCWコースで80秒2−38秒9−12秒5の好タイム。しまいの反応もよく。ほぼ万全といいようだ。過去勝ってきた重賞は右回りの方が断然多い。唯一、東京で勝ったJCも重馬場というタップの脚質に合ってたからだ。要するに右回りで直線の短い中山ではタップの先行力は捨てられない。取る:捨てる=8:2

次はコスモバルク。JCでは直線最後まで右ムチを使用、抜かれたあと左にもちかえて
手前を変えさせ、もうひと伸びし2着に滑り込んだ。この判断をとっさにした外人騎手の功績が大きい。五十嵐騎手でそこまでは出来ないというのが、大きなマイナス材料。おまけに結果が求められてるレースが続き、さすがに上位入選はしんどいか?でもあの血統で菊花賞4着に粘れるほどの勝負根性を有馬で見せれば、勝機はアル。でも大井に残ってた為、モノレールにビビリ、食欲が進まなかったのも不安材料。中山[2-1-0-0]のコース巧者?!。取る:捨てる=5:5

次はデルタブルース。はっきり言って菊花賞勝った時は、去年のザッツと同じタイプの馬だと思っていた。しかしJCを見て一変した。ザッツのように先行して長い足を使うのではなく、JCでは後方からの鋭い足で3着を確保。最も強い菊花賞上位馬は有馬での成績もなかなか良い。(出来れば3F34秒台の足が菊花で使えているとさらにいい)唯一の不安は中山2500mの成績が芳しくないダンスインザダーク産駆ってところか?。あとゲートが巧くないらしい。取る:捨てる=7:3

次はヒシミラクル天皇賞の追いきりを、見た時はこれがGⅠ馬かと疑いたくなったが、ここに来て1週前調教(栗東坂路)で53秒4。ラストの200メートルが12秒8と久々に動いた。タップダンスシチーのいる流れとは相性が良さそうでかなりの注意が必要。サッカーボーイ産駆は中山2500mの相性がいいのは不気味だし。そろそろ動いても不思議じゃない。でもこの馬は不器用だから中山の小回りに対応できないかも。ミラクルをもう一度。取る:捨てる=5:5

次はツルマルボーイ。この馬はいろんな条件が付くから買いにくいので軸馬向きではない。良馬場の2000でハイペースがベスト。去年は最後、ゼンノを追い込んだが、1500メートル通過が1分30秒という高速ペースにもかかわらず4着というのは評価できない。おまけにダンスインザダーク産駆。直線短い中山コース。消す要素のほうがいっぱいある。勝つ可能性としては追い込み一本という概念を捨ててゼンノロブロイの後ろにピッタリ付き最後の直線でかわすしか無いだろう。取る:捨てる=3:7

シルクフェイマスは年明けは480キロで連勝していたが、宝塚記念で470キロ、休み明けの天皇賞・秋で466キロに減っており、当日の体重には注意したい。体重が戻れば、対抗にしたって不思議は無いだけに、とても不気味な馬。このメンバーで今年ゼンノに勝ってるのはこの馬のみ。取る:捨てる=3+?:10−3−?

続きましてハーツクライ菊花賞一番人気で敗退した馬の中に有馬を勝ったシルクジャスティスがいるように、まだ見切りをつけるのには早い気がする。ジャスティスは菊花、JC惨敗後、大逆転で有馬一着を取ってる。ハーツ騎乗の横山典弘が賭けに出る可能性がある。追い込みと思ってると・・・・。前で競馬するかも・・・。そうしたら面白い。調教はかなり抑えてダービー前のような調教に戻した。いいほうに出てくれればいいのだが。取る:捨てる=2:8

続いてダイタクバートラム。兄弟にダイタクリーヴァ。近親にダイタクヘリオスを要する良血馬。でも距離的にヘリオスもリーヴァも2500はもたないスピード馬。しかし、この良血にダンスインザダークのスタミナがあれば、2500どころか3600を制した。この非常識ぶりがステイヤーズ勝ち馬の有馬で勝てないジンクスを打ち破るかも。あと気になるのは過去に勝ったレースが、2000前後と3000以上であることだ。2500は好走するものの勝ちきれないのか?取る:捨てる=3:7

コイントス。18ヶ月という長い休養期間から戻ってきた一戦目はダート戦なので参考外。二戦目の福島記念では7着と惨敗。しかしメンバー中、最速の3F34.6を出したことは評価できる。みんなこの馬を低評価しすぎだ。勝つ可能性は低いが3着以内なら十分ある。だから藤沢調教氏は出してきたと考えるのが妥当。取る:捨てる=2:8

ハイアーゲーム。夏場に成長しきれなかった、この馬は見切りをつけても大丈夫。でも一週前の調教で坂路コースで4F53秒2、3F36秒2−1F11秒7(強め)と思ったよりいい時計を出した。あと中山2500は向かないと思うし。取る:捨てる=0:10

グレイトジャーニー。今週は坂路の時計が4ハロン50秒5−12秒5。なかなかいいタイムが出た。自分の競馬が出来ればいいんだが・・・出来る余地なしといっていい。だから来ない。取る:捨てる=0:10

ピサノクウカイ。かなりの能力を秘めてるらしいが、まだ出そうにも無い。取る:捨てる=0.5:9.5

最後にアドマイヤドン。この馬の取捨選択が一番難しい。朝日杯勝ってるし、菊花でもそこそこ走っている。ティンバーカントリー産駆だから早熟で朝日を制したのは納得できるが菊花の3000メートルで4着というのはどう考えたらいいのか?ティンバー産駆を2000mがセキの山だと思っていたら痛い目を見るかもしれない。でもどう考えたって、芝のスピードでは、劣るような感じ。穴党の方にはオススメ。取る:捨てる=2:8

うーん。まあこんなもんですか・・。
あと言っとくけど有馬記念って最下位人気の馬だって来ることあるんだよ。ユキノサンロイヤルを侮っては駄目だ。いや侮ってもいい・・・?

デルタとゼンノからハーツ、ミラクル、コイントス、シルクへ流すぞ!
タップは押さえでデルタ−タップの組み合わせを買うぞ!
バルクとデルタとゼンノは父が買うから外す。